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決定「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発」に係る実施体制の決定について

2024年3月18日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた3件の提案について審査を行い、以下の通り、実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。

募集事業について

1. 件名

カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発

2. 事業概要

CO2の排出を大幅に削減してゆくために各種産業等の排ガスからCO2を分離・回収し、多様な炭素化合物として再利用するカーボンリサイクル技術の取組みが進められるなか、CO2分離・回収に係る設備・運転コストおよび所要エネルギーの削減が重要となっています。2023年6月に策定された「カーボンリサイクルロードマップ」では、膜分離法はCO2分離・回収技術のコスト低減に向けた開発の一つとして挙げられています。

本事業での膜分離法に関する取組は、火力発電・化学産業・セメント産業・鉄鋼産業等の工程ガス・排気ガスにおいて、CO2濃度が10%を超えるガスを対象としたCO2膜分離技術について研究開発を行い、省エネルギー・低コストとなる膜分離システムの構築を目指しており、特に膜分離の特徴を活かした小型・分散型にも適用可能な膜分離システムの実現が期待されます。

NEDOでは、CO2分離膜システム実用化研究開発を加速することで2050年カーボンニュートラルを目指します。

3. 採択テーマと実施予定先

[1]委託事業:
「革新的CO2分離膜モジュールによる効率的CO2分離回収プロセスの実用化検討」
(国立大学法人京都工芸繊維大学、東ソー株式会社、国立大学法人東京工業大学)
[2]助成事業:
「高圧用CO2分離膜の水素製造システムへの適用性検討」
(次世代型膜モジュール技術研究組合、三菱化工機株式会社)
助成事業:
「高温・不純物耐久性CO2分離膜システムの実用化開発」
(東レ株式会社)

4. 事業期間

[1]委託事業:
2024年度~2025年度
[2]助成事業:
2024年度~2026年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 次世代火力・CCUS
プロジェクトコード P16002
事業名 カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2分離・回収技術の研究開発/二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等

問い合わせ先

環境部 次世代火力・CCUSグループ
担当者:大城、芦川、布川
E-MAIL:membrane_2023@ml.nedo.go.jp

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